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高脂血症
空腹時の採血で総コレステロール ≧ 220 mg/ dl、中性脂肪 ≧ 150 mg/ dl、LDL コレステロール ≧ 140 mg/ dl、 HDL コレステロール < 40 mg/ dl のいずれかに該当し異常がみられた場合がこれにあたります。
高脂血症の症状と病気
自覚症状はありませんが高脂血症は放置すれば動脈硬化を引き起こし脳梗塞、心筋梗塞 (心臓を栄養する血管がつま って心臓の動きが悪くなる)、大動脈瘤 (動脈の壁が分厚くなりコブのように腫れてくる)といった恐ろしい病気の原因となり ます。
高脂血症の検査
検査としては血液の再検査による精密検査が行われます。食事の影響を受けやすいため、食後の採血で異常を指摘され
た患者さんは、空腹時での再検査が必要です。
また、高血圧や糖尿病など他の病気がないか詳しく調べる必要があります。
高脂血症の治療
治療として、まずは十分な食事療法と運動療法をおこないますが糖尿病や以前に心筋梗塞や狭心症(心臓を栄養する血
管が細くなって、胸が痛いなどの発作症状がでる)などの病気をされた患者さんは内服により早めに治療
を行う必要があります。
3〜6 ヶ月の食事療法・運動療法を行っても改善がないときにはお薬を飲む必要があります
。
@ 肥満のある患者さんは食事量を減量しましょう。
A バランスのよい食事を心がけましょう。
B 一日 3 食をきちんと摂りましょう。
C 魚に含まれる脂肪分はコレステロールを下げるので積極的に摂りましょう。
D 揚げ物料理は控えましょう。
E 卵・牛乳・霜降り肉などは食べる量や頻度を減らしましょう。
F 野菜を多く摂りましょう。
G アルコールは控えましょう。
H 禁煙しましょう。
I 適度の運動 (一日 20 分以上のウォーキング) を心がけましょう。
J 来年の健診まで放置せず、 3 ヶ月に 1 回は医療機関を受診して治療方針を立てましょう
。