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胃内視鏡検査(胃カメラ)とは
朝起きてどうも胃の調子が悪い、胸焼けがする、食後に胃がもたれた感じがする、食べ物が飲み込みにくいなど胃の病気では
様々な症状が見られます。中には症状がわかりにくく血液検査で貧血を指摘されたり、体重が急に減ったというだけの時も
あります。
症状や検査結果から胃の病変が疑われる場合に当院では胃内視鏡検査(胃カメラ)を実施しています。
検査の担当は多数の症例を経験した消化器病専門医(胃腸の専門医)が行いますので、ほとんどの患者さんは上手に口から
胃カメラを飲んでもらっています。
検査中に『えづく』ことはほとんどありませんが、検査の苦手な患者さんには睡眠導入剤を使用して半分ほど眠った状態で
胃カメラを行うこともできます。カメラが胃の中に入っている検査時間は3分ほどですが、検査の前に口の中に麻酔の液を
含んでもらったり、結果の説明などを合わせると30分ほどで終了します。
胃癌をはじめとする悪性疾患の診断や胃・十二指腸潰瘍に伴うヘリコバクターピロリ感染に対する除菌治療にも積極的に
取り組んでいます。
胃内視鏡検査(胃カメラ)による診断
胃バリウム検査(胃透視)ではわかりにくい病変を早期に発見できたり、病変の細胞を直接採取(生検)し良性・悪性の診断
ができるなど胃カメラ検査には多くのメリットがあります。
<逆流性食道炎>
食後の胸焼け症状があり胃カメラ検査を行いました。写真では矢印の部分が線状に発赤し粘膜表面が剥がれて強い炎症を伴っています。
逆流性食道炎と診断され、胃酸を押さえる内服薬により自覚症状・内視鏡像とも改善する良性の病変です。
<胃潰瘍>
空腹時の腹痛があり胃カメラ検査を行いました。
写真では矢印の部分の胃粘膜が深くえぐれています。胃潰瘍と診断され、ヘリコバクターピロリ菌の除菌治療により自覚症状・
内視鏡像とも改善し、約2ヶ月後には内服薬を終了できました。その後の再発も見られません。
<胃癌>
特に自覚症状はありませんが、血液検査で軽い貧血
が見られました。写真では矢印の部分の病変が盛り上がり粘膜は不整な発赤を伴っています。内視鏡像から進行胃癌と診断し病変
の細胞を直接採取(生検)して確定診断を得ました。外科的に手術が行われましたがその後の再発もなく、現在も元気に通院され
ています。
胃内視鏡検査(胃カメラ)の費用・予約
胃内視鏡検査(胃カメラ)の費用は下記のようになっています。検査料のみの概算ですので、この金額は前後する場合があります。
検査名 | 費用 (1割負担)----- | 費用 (3割負担)----- |
胃カメラ(生検なし)----- | 1500 円 | 4500 円 |
胃カメラ(生検あり) | 3000 円 | 8000 円 |
医療機関様からのご依頼はお電話で受付けています。また、医療機関様からの紹介状をお持ちの患者様はお電話での予約ができます。
予約電話番号: 06-6471-1000
(午前9:00〜午後1:00、午後4:00〜午後8:00。土曜午後・日祝日は休診)
紹介状をお持ちでない患者様からの直接のお電話では、まず症状などをお聞きして医学的に胃内視鏡検査(胃カメラ)が必要 であると判断された場合には予約をお受けすることができます。すぐに検査の必要がない場合は、一度ご来院していただき診察の 結果で判断しますのでご了承ください。また、健康診断として自費での検査もできますのでご相談ください。